ProconをWindowsサービス化する方法
Windowsサービスとは
実はProconってWindowsサービスに対応してるんです。この「PRoCon.Service.exe」ってやつです。
で、Windowsサービスって何?
Windowsサービス (WINDOWS SERVICE) とは、Microsoft Windowsオペレーティングシステム (OS) で長時間動作し、ユーザーとのやりとり無しで特定機能を実行するものである。WindowsサービスはOSのブート時に起動するよう設定でき、Windows が動作中はずっとバックグラウンドで動作する。あるいは、手動で要求したときに動作するようにも設定できる。UNIXのデーモンに概念的には似ている。Windowsタスクマネージャのプロセス一覧で、ユーザー名がSYSTEM、LOCAL SERVICE、NETWORK SERVICEなどと表示されている場合が多いが、任意のユーザーを指定することもできる。また、SYSTEMというユーザー名のプロセスが全てWindowsサービスというわけでもない。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまり、PCを起動しているだけでProconを動かしてくれる便利機能。他にもエラー停止した場合等にも自動再起動してくれたりと管理者に優しい機能です。
今回はProconをそんな便利なServiceにする方法を紹介します。
注意!サービスはGUIがないため、Proconでサーバーの設定をいじりたい場合は、必ず事前にLayerサーバーに設定すること!
セットアップの流れ
- コマンドプロンプトを管理者として実行する
- サービスを作成するコマンド入力
- Serviceを開始する
- ProconからServiceに接続出来るか確認する ※前提としてLayerサーバーに設定済み
手順
1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
Windows 10の場合、タスクバーで検索出来るのでそこに「cmd」と入力し検索します。
コマンドプロンプトが出てきたら右クリックをし、「管理者として実行する」をクリック。
2. サービスを作成するコマンド入力
コマンドプロンプトを管理者として実行し、画像の赤枠のように「c:\WINDOWS\system32」にいない場合は、「cd\WINDOWS\system32」とコマンドを入力
続いて、サービスを作成するコマンド入力します。
コマンドは以下のようになります。
sc create サービス名 start= auto binpath= "<PRoCon.Service.exeのパス>" DisplayName= "サービスの表示名"
実際の入力例は画像を参照して下さい。
[SC] CreateService SUCCESS
と表示されたら完了です。
3. Serviceを開始する
これではまだ開始されていないため、最初だけ手動で起動する必要があります。
エクスプローラーで下記のパスを入力するか任意の方法で「管理ツール」を開きます。
コントロール パネル\システムとセキュリティ\管理ツール
「管理ツール」の中から「サービス」を開きます。
「サービス」を開き作成したProconサービスを探します。
作成したサービスの表示名を探します。
見つけたら右クリックでプロパティを開きます。
開いたら「回復」タブでエラー停止した場合の処理を画像のように「サービスを再起動する」に設定し適用します。
「全般」タブに移動し「開始」をクリックするとサービスが実行されバッググランドでProconが起動されます。
※スタートアップの種類を「自動」に設定すると、OS起動時に自動的に開始します。
実行中だとこんな感じ
以上でProconのサービス化は完了です。最後にちゃんと動作しているか確認するためLayerサーバーに接続します。
4. ProconからServiceに接続出来るか確認する
無事接続出来たら完了です!
サービスの削除方法
必要なくなった場合、いつまでも動かしててもしょうがないので削除しましょう。
削除方法は作成した時と同様にコマンドプロンプトを管理者として実行します。
「c:\WINDOWS\system32」にいない場合は、「cd\WINDOWS\system32」とコマンドを入力
コマンドsc delete 作成したサービス名
を入力。
[SC] DeleteService SUCCESS
と表示されたら削除完了です。
その他
新しくプラグインを追加した場合は、手動で「サービス」を再起動する必要があります。
「サービス」のショートカットを作成しておくと便利かも。