TeamSpeak 3(TS3)のサーバー構築について
先日、Discordで障害が発生し、数時間にわたり接続が出来ない状態が続きました。
コミュケーションが取れない、大事な連絡が出来ない等それなりに影響は大きかったと思います。
やはりWeb上のサービスなので今後また発生しないとは限りません。
そんな時に避難場所を用意しておいた方が良いと思いませんか?
そこで今回はTeamSpeak3のサーバーの構築方法について説明します。
※クライアントインストール済み前提
TeamSpeak3とは?
通称「TS3」ゲーマー向けボイスチャットソフト。
Discordが出てくるまではTS3がコミュケーションツールとして主流だったと思う。
音声以外にテキストチャットやファイル等のやり取りも可能。
ライセンスの無いサーバーの最大同時接続数は32まで。それ以上の接続を希望する場合はライセンスを購入するか非営利ライセンスを取得する必要がある。
サーバー構築の流れ
ソフトのダウンロード
ソフトのインストール
ポートの開放
ソフトのダウンロード
以下のリンクから使用しているOSに合ったServerをダウンロード
ソフトのインストール
ダウンロードしたzipファイルをCドライブ等任意の場所に解凍し、ts3server.exeを起動
初回起動時にLicenseが表示されるのでよく読んでAcceptをクリック
その後Server Query、Server Admin Tokenが表示されるので忘れずに控え、Closeをクリック
※この時点でサーバーは起動しています。
ポートの開放
続いて使用するポートを開放します。
TS3で使用するポートは以下の通り
役割 | Protocol | ローカルポート |
---|---|---|
音声 | UDP | 9987 |
ファイル転送 | TCP | 30033 |
ServerQuery (raw) | TCP | 10011 |
ServerQuery (SSH) | TCP | 10022 |
TSDNS (optional) | TCP | 41144 |
※音声のみ開放で通話やチャットが可能になるため、今回は音声のみを開放します。
「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「Windows ファイアウォール」→「詳細設定」の順に開き画像の赤枠「受信の規則」をクリック
操作の「新しい規則」をクリック
「UDP」を選択し「特定のポート」に「9987」を入力し次へとクリック
最後にわかりやすい名前を付けて完了
自宅PCでサーバーを構築する場合は続けてルーターのポートを開放する必要があるのですが、メーカーにより方法が異なるためGoogle先生に教えて貰って下さい。
クライアントを起動しサーバーへ接続
ここでちゃんと接続出来るかクライアントを起動し確認
※Localでサーバーを稼働している場合はlocalhostで接続可能
初回接続時にTokenを求められるため控えておいた「Server Admin Token」を入力
※画像では日本語になっていますが「特権キーを入力する:」に「Server Admin Token」を入力します。
サーバーを公開する場合、アドレスは稼働させているPCのグローバルIPになります。
グローバルIPの調べ方は↓
おわり